tactacノート

さて、今日は何をしようかな。

コメダ珈琲店のコーヒーチケットとコメカ、どちらがお得か

f:id:tacru0614:20170906140107j:plain

自宅で集中できないときや、気晴らしに使っているコメダ珈琲店
僕のいつも行くお店は、休みの日でもお昼を過ぎると比較的空いていて、ついつい長居してしまう。
もちろん混んでいるときには、早めに席を立つようにしているが、ほとんどの場合、快適すぎて3時間くらい居座ってしまったりする。

で、多くの喫茶店やカフェにあるようにコメダ珈琲店にもコーヒーチケットがある。
また、以前から気になっていたのだが、少し前にコメカというチャージ式のプリペイドカードが誕生した。
この2種類のサービス、いったいどっちがどのくらいお得になるのだろうか。

コメダのコーヒチケット

www.komeda.co.jp

コーヒーチケットの値段

コメダ珈琲店のコーヒーチケットは9枚綴りで3200円(税込み)。
有効期限はないが、コーヒーチケットが使えるのは、チケットを購入した店舗のみ。
ただし、僕の普段利用するコメダはいくつかあるが、どれも同じ系列のフランチャイズだ。
運営しているのが同じフランチャイズなら、複数の店舗で利用できるようになっているようだ。
このあたりは、店舗や地域によって違いがありそう。

コーヒーチケットが使えるドリンク

ブレンドコーヒー(420円)やアイスコーヒー(420円)には、もちろんコーヒーチケットが利用できる。
他にもカフェオーレ(540円)やミルクコーヒー(440円)も注文することができる。
コーヒー以外にもコーラやカルピスなどの一部のジュース類や、ホットティーにもコーヒーチケットを使うことができる。

一方でコーヒーチケットで注文できないのは、一部のちょっと豪華なコーヒーやジュースなどだ。
ご年配の方に人気のウィンナーコーヒーや、見た目のインパクトもあるアイスココア、ミックスジュースなどにはコーヒーチケットを使うことができない。
また、ホットティーはOKだが、意外にもアイスティーはチケットが使えなかったりするので注意。

+100円でたっぷりサイズにできる

コメダ珈琲店には、1.5倍サイズのたっぷりドリンクがある。
僕はお店に長居することが多いので、基本的にたっぷりサイズのコーヒーを注文することが多い。
そんな場合でも、コーヒーチケットに+100円することで、たっぷりサイズのコーヒーにチケットを使うことができる。

また、一部の店舗で提供しているコメダ版プレミアムコーヒーの”金のコーヒー”もチケットに+100円で頼める。
僕は飲んだことがないが、周りでよく注文しているのを聞くので、おいしいのかもしれない。

コメカ

www.komeda.co.jp

”コメカ”とは?

コメカは、コメダ珈琲店で使えるチャージ式のプリペイドカード。
スタバやタリーズなどでもやってるようなやつだ。
コメカの発行には手数料や年会費はかからず、チャージする際の手数料ももちろんない。

コメカの特徴は、支払い額の1%がポイントとして還元されるというところだ。
溜まったポイントは10ポイント=10円で支払いに利用することができる。
また、クレジットカードでのチャージも可能なので、クレジットカードのポイントも付くのがちょっとおいしい。

会員登録でもっとお得に

コメカホルダー向けのサービスとして、金シャチ会員なるものが存在する。
登録自体は簡単で、申し込みページから空メールを送って、返信メールのアドレスから必要事項を入力するだけ。
で、金シャチ会員になると、ポイントの還元率が3%になる。
コメカの番号とメールアドレスの紐付けでポイントが3倍になるなら、登録しても損ではない気がする。

コーヒーチケットとコメカ、どちらがお得になるのか

さて、では実際に利用するとなると、コーヒーチケットとコメカ、どちらを使うのがお得なのか。
コーヒーチケットは、もちろん飲み物に対してしか利用できない。
そのため、注文するフードメニューの値段によって、お得感が変わってくるのは想像できる。
問題は、どちらが「どのくらいお得」で、「購入するに値するか」ということだ。

普段の僕の利用パターン

僕の場合、モーニングと仕事帰りにコメダを利用するのは5:5くらい。
コーヒーチケットは9枚綴りで、若干モーニングを利用する回数のほうが多い気がする。
なので、とりあえずモーニングとそれ以外の利用頻度は5:4としておく。

モーニングで利用するときは、だいたいたっぷりブレンドコーヒー(520円)とミニサラダ(200円)を頼む。
仕事帰りや、お昼以降に行くときは、たっぷりブレンドコーヒーとフードメニューを注文する。
フードメニューは500円以下のものから、900円くらいのものまで開きがある。
いちばんのお気に入りのヒレカツミニプレートが690円なので、フードメニューの平均は700円ということにしておく。

で、1回の来店で注文する金額を計算すると、以下のようになる

①モーニング=たっぷりブレンドコーヒー(520円) + ミニサラダ(200円) = 720円
②カフェ=たっぷりブレンドコーヒー(520円) + フードメニュー(700円) = 1220円

モーニングが5回(720*5) + カフェが4回(1220*4) = 8480円

コーヒーチケットを利用した場合

もし、同じ注文内容でコーヒーチケットを利用する場合には、9回の来店で利用する金額は以下の通りだ。

①コーヒーチケット = 3200円
②たっぷりサイズの追加料金(100円)を9回 = 900円
③ミニサラダ(200円)を5回注文 = 1000円
④フードメニュー(平均700円)を4回注文 = 2800円

3200 + 900 + 1000 + 2800 = 7900円

コーヒーチケットを使えば、普通に利用する場合と比較すると、
8480 - 7900 = 580円お得に利用できることになる。

コメカで支払いをする場合

金シャチ会員に登録してコメカで支払いをすると、3%のポイントが還元される。
還元されるポイントがお得になる金額ということになる。
この場合、1度の会計金額に0.03を掛け、小数点以下を切り捨てた数字が還元されるポイントとなる。

①モーニングで利用するときにもらえるポイントは720 * 0.03 ≒ 21ポイント
②カフェの利用でもらえるポイントは1220 * 0.03 ≒ 36

21*5 + 36*4 = 249

つまり、9回の来店で249円分のポイントが貯まる計算になる。

コーヒーチケットを購入した場合と、コメカでもらえるポイントを比較すると、
580 - 249 = 341
となり、コーヒーチケットを購入したほうが341円分もお得に利用できるということになる。

コメカの方がお得になる場合

このように、僕の普段の利用パターンから考えると、コーヒーチケットを購入したほうが圧倒的にお得に使えることがわかった。
でも、じゃ、どんな場合にコメカを使って支払った方がお得になるのだろうかと、ふと思った。

チケット使えない飲み物

ココアの上に高くそびえる真っしろなソフトクリーム。
インパクトがあり、SNS映えするというやつだろう。
でも、このアイスココアはコーヒーチケットで注文することができない。

そもそもチケットが使えないドリンクを頼むのであれば、コーヒーチケットなんてただの高級厚紙だ。
当然で言わずもがなではあるが、コーヒーチケットが使えないドリンクが好きだという人はコメカ一択だろう。

欲張りさんや食いしん坊

tacru0614.hatenablog.com

それほどバリエーションが多いわけではないが、なかなかフードメニューも魅力的だ。

意外においしく、パンも付くので夕食にもなるビーフシチュー。
それに、栄養バランスを考えて、ミニサラダを追加。
せっかくコメダ珈琲店に来たのだから、デザートはやっぱりシロノワールだよね~。

こんな風に、毎回お腹いっぱい食べたいという人には、コメカのほうがお得になるようだ。
コメカは物販やテイクアウトできるお菓子などの支払いにも利用できる。
一度の会計で、1杯のドリンクに対して約1700円以上のフードメニューなどを頼む場合はコメカがお得だ。

先ほどの例で挙げたビーフシチューは950円、ミニサラダが200円、シロノワールは600円だ。
これにたっぷりブレンドコーヒー(520円)を頼むと、会計は2270円になる。

ここでコメカを使って支払いをすると、還元されるポイントは以下の通り。
2270*0.03 ≒ 68
で、9回同じ注文をすると68*9 = 612ポイントが還元される計算になる。
コーヒーチケットを使った場合、安くなるのは580円分なので、コメカの方が若干だがお得になる。

コーヒーチケットとコメカを併用すると?

よっぽどたくさんのフードを注文したり、目に付く甘いものを注文しない限り、コーヒーチケットに軍配が上がりそうだ。
でも、もっとお得に使える方法はないかと、卑しい考えが浮かんできたりする。
いつも使うのであれば、もうちょっと工夫できないかなんて思ってしまうのだ。

で、コーヒーチケット以外の支払いをコメカで払うのがいちばんお得なんじゃないか?と、思い至った。
ただ、実際に併用ができるかは、定かではない。
今度お店の人に遠まわしに聞いてみようと思う。

仮に、併用できたとすると、僕の普段の利用は以下のように計算できる。

①モーニングの利用で得られるポイント
{たっぷり追加料金(100円)+ミニサラダ(200円)}*0.03=9
②カフェの利用で得られるポイント
{たっぷり追加料金(100円)+フードメニュー(700円)}*0.03=24

モーニングの利用が5回(9*5)+カフェの利用が4回(24*4)=141
コーヒーチケットで580円分お得になり、さらにポイントが141円分還元される。
つまり、580 + 141 = 721円分お得になる。

9回の利用でコメカで支払う金額は(300*5) + (800*4) = 4700円
少し多く見積もって、5000円をクレジットカードでコメカにチャージすると、僕の場合はクレジットカード会社の50円分のポイントが付く。
その分も考えると、721 + 50 = 771円分お得になっていることになる。

普通に使っていれば、9回の利用で会計の合計は8480円。
(771/8480)*100 = 9.09%の還元率となる。

ただ、ここまでせこく考えるのも面倒というか、逆に行く気が失せる気がする。
コーヒーチケットだけでも、じゅうぶんお得なような気がする。
決してコメダ珈琲店は、安いといういうわけではない。
むしろ、そこまでケチるなら、コメダ以外の選択肢もあるだろう。

【まとめ】コーヒーチケットの還元率、おそるべし

改めて計算してみてはっきりしたのは、コーヒーチケットが利用可能なドリンクを頼む限り、コーヒーチケットが圧倒的にお得だということだ。
コメダといえばモーニング」と思っている人も多いと思う。
もし、モーニングのみ、もしくはドリンクだけで利用するのであれば、約7.5杯分の金額で9枚綴りになっているコーヒーチケットは、少なくとも10%以上お得になる計算だ。

ほとんど差がないのであれば、ドリンクにしか使えないコーヒーチケットは、少し抵抗を感じるかもしれない。
しかし、これくらい歴然とした差があれば、コメカでのポイント還元は完全に霞んでしまいそうだ。

しかし、アイスココアや季節のドリンクのようなメニューも魅力的である。
そういったドリンクはコーヒーチケットで注文できないので、コメカが魅力的になるだろう。

僕の場合、週に2、3回はコメダに行っているので、9枚綴りのチケットでも一ヶ月で使える計算になる。
なので、使う機会がなくて持て余してしまうこともなさそうだ。
もう、これは、コーヒーチケットを有効活用せねばならない気がしてきた。