notes

失われた20代を挽回しようと四苦八苦。

【今日の一曲】Love Is All We Need / Mary J. Blige

梅雨明けを前にして、早くもむんむんと寝にくい夜が増えてきました。
我が家には冷房がなく、扇風機で毎年夏を過ごしています。
これからが夏本番だと言うのに、いまからこんなんでは先が思いやられます。

 

Love Is All We Need / Mary J. Blige


Mary J Blige-Love Is All We Need Ft Nas

 

「寝苦しい夜は、昔のMary J. Bligeでも聞いていたい」
先日、そんな風につぶやいたところ、何人かの方がコメントをくれました。
音数がそれほど多くなく、スムースなボーカルが少し空気をマイルドにしてくれるのかもしれません。

 

そんなこんなで、今回は【寝苦しい熱帯夜に聴きたい懐かしいR&B】をテーマに数珠繋ぎしたいと思います。

 

僕がパッと思い浮かんだのが、”Love Is All We Need”です
1997年リリースのアルバム”Share My World”に収録されています。
このアルバムにはとても良い曲が多く、夜にアルバムを通して流して聞きたいです。

 

デビューからタッグを組んできたP. Diddyの元を離れて、さまざまなプロデューサーと作品作りに挑戦しています。
この曲ではJam & Lewisとタッグを組み、それまでなかった滑らかの質感の曲になっています。
他にも”Seven Days”など良曲が多いのですが、特にこの曲では気だるいながらもピリッとした声が冴えて印象的です。

 

Feels So Right / Janet Jackson

 


Janet Jackson - Feel So Right

 

Jam & Lewisとの相性の良さと言えば、Janet Jacksonを忘れるわけにはいきません。
この曲が収録されている”All For You”は”Doesn’t Really Matter”を収録し、日本でも大ヒットしました。
アルバムでは、その”Doesn’t Really Matter”の前に配されています。

 

この時代のJam & Lewisが得意としていたシンプルなトラックです。
何度も繰り返す、モチーフというには輪郭のぼやけたフレーズが、徐々に表情を変化させていきます。
リードトラックは派手になりがちですが、アルバム収録曲ならではの程よい脱力感と軽さが秀逸です。

 

イムリミット / 宇多田ヒカル


宇多田ヒカル - タイム・リミット

こちらは宇多田ヒカルが2000年にリリースした6thシングルです。
前出のJanet Jacksonとも深い関わりのあるRodney Jerkinsがプロデュースしています。
ちなみに、宇多田ヒカルはJam & Lewisともつながりがあり、前2作のシングル”Addicted To You”と”Wait&See〜リスク〜”はJam&Lewisのプロデュースだったりします。

 

GLAYTAKUROと作曲したことも、大きな話題となりました。
両A面である”For You”が目立ちすぎている感がしますが、個人的にはタイムリミットのほうが好きだったりします。
のびのびとリラックスした軽やかな雰囲気で、いたずらっぽい宇多田ヒカルのボーカルがよく伸びています。
寝苦しいときほど、こういうさらっと軽い曲で、楽しい気分で眠りにつきたいものです。

 

Doesn't Mean Anything / Alicia Keys


Alicia Keys - Doesn't Mean Anything

僕がMary J. Bligeと同じくらいよく聞くのが、Alicia Keysです。
個人的には、あまり夏とか暑い季節のイメージがなく、冬が似合う人だなというイメージがあります。
そんな彼女の現在までのキャリアの中で、いちばん彩度の高いアルバムが”The Element Of Freedom”だと思います。

 

もはや何をやっても売れてしまうような超売れっ子なのですが、このアルバムでは好奇心が垣間見える気がします。
リードシングルであるこの曲は、アルバムのテーマを体現するような少し内省的な印象があり、いままでの曲とは違った色を滲ませています。
また、夜に聞くとしみしみ沁みてくるんですよ、この歌詞が。

 

Testify / 三浦大知


Testify(LIVE) 三浦 大知

最近のR&B界隈のメインストリームって、やっぱり90年代とは大きく変わっています。
ある意味、もう冒頭のMary J. Bligeなんかのアルバムは、「古き良き」と言われるものかもしれません。
多くの音楽ジャンルがそうであるように、時代ともに細分化、そして深化してくるものです。

 

最近のリリースでは、あまりこうした趣のある曲はなかなかないな〜と思っていました。
でも、この三浦大知の”Testify”は、夜に聴くには穏やかで良い曲だと思います。
奥行きのあるシンセの音が、ミストのような涼しさを運んでくれる気がします。

 

Love Never Felt So Good / Michael Jackson


Michael Jackson - Love Never Felt So Good (Official Video)

三浦大知を引っ張ってきたら、必然的にMichael Jacksonにも触れなければなりません。
MichaelJacksonは時代を先取りした曲やパフォーマンスにこだわっていたため、アルバムごとにそのカラーが大きく異なります。
90年代中旬以降は、とりわけリリースが少なくなっているのが非常に残念です。

 

こちらは、死後の2014年にリリースされた”Xscape”に収録されています。
実はオリジナルの制作は1984年で、ちょうど”Thriller”の直後にあたるタイミングです。
新しくアップデートされてリリースされたこの曲には、賛否両論あるものの、スムースなしあがりで、なめらかに熱帯夜の夜に耳に滑り込んできます。
なにより、マイケルの溢れる慈悲や優しさがこれほどまでに生々しく感じられる曲が聴けて、とにかく最高なのです。

 

【まとめ】夏の夜をしっとり楽しむ

 

夏の夜は、暑いので蛍光灯を消して、間接照明だけにしたちょっと暗い部屋で物思いに耽るのもよいでしょう。
外の通りを走る車の量はかなり少なくなり、静かになった時間帯…
椅子に座って読書をしたり、ベッドに横になって考えごとをしたり。
まだ消えない昼の暑さの陰を感じたりするのも一興です。

 

夏のそんな夜の時間には、シンプルで、どこかふわふわとした曲が似合うと思います。
滞りなく紡がれていくメロディーや、さらさらと手触りの良い曲の質感…
そうした音楽に耳を傾ければ、不思議と涼しい風が吹いてくるような気分になるかもしれません。