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さて、今日は何をしようかな。

【今日の一曲】Heaven feat. Betty Who - Troye Sivan

Troye Sivan - HEAVEN ft. Betty Who

 

何度でも言うけど、Martin Garrixの"There For You"は本当によい曲だと思います。
ダンスミュージックって、最近では消耗品のように次々と新しいブームが起きて、あっという間に過去の作品になって行く気がします。
でも、"There For You"は、きっとこの先、何度も何度も聞きたくなるような曲じゃないかな、となんとなく思っています。

 

そんな"There For You"で歌っているのがTroye Sivan。
"Heaven"は、2016年10月にリリースされた彼のシングル曲です。

 

"There For You"では、程よく肩の力が抜けた、ドライな声がとても気持ちよいです。
語りかけるような感じの歌い方です、Martin Garrixの曲の中でも、新しい感触ではないかと思います。

 

僕は、いままでTroye Sivanの名前を意識したことはありませんでした。
でも、Zeddの曲にも参加していたので、以前から耳にしていたみたいです。

 


Zedd - Papercut (Audio) ft. Troye Sivan

 

そんなふうにいろいろ聴いているうちに見つけたのが、この"Heaven"です。


この曲はただ聴いているだけでも、スケールの大きさを感じることができます。
静かに始まり、淡々と語りかけるような感じは、初期のBonniePinkに似ているなと思いました。

 

でも、やっぱりMVのインパクトと言ったら!!

 

彼は15歳のときに親に対して、そして、18歳のときにyouTubeを通じてゲイであることを公にしているそうでう。

Troye Sivan - Wikipedia

 

Heavenのサビにはこんな一節があります。

 

Without losing a piece of me
How do I get to heaven?
Without changing a part of me
How do I get to heaven?

 

a piece of me = "ゲイであること"
a part of me= "ゲイである自分"
彼のことを知ると、そんな風に解釈することもできます。

 

また、"There For You"はこんな歌い出しから始まっています。

 

I woke up pissed off today
And lately everyone feels fake
Somewhere I lost a piece of me
Smoking cigarettes on balconies

 

そして、"There For You"の最後にはこんな歌詞も登場します。

 

Boy, I'm holding on to something
Won't let go of you for nothing
I'm running, running, just to keep my hands on you

 

前後の文脈を拾えば、もしかしたら、"There For You"はボーイフレンドへの呼びかけなのかもしれません。
そう思って"There For You"のMVを見直すと、ちょっと切ないストーリーに見えてきます。
もしかしたら、この"Heaven"のMVを見なければいろいろ素通りしていたかもしれません。

 


Martin Garrix & Troye Sivan - There For You (Official Video)

 

にしても、僕もイケメンに生まれたかったなぁ。